kobakei's blog

プログラミングの話や技術系イベントの話をゆるく書くブログです

初めての確定申告(eTax)に滅茶苦茶苦労した

2017年から個人事業主で開業したため、今年初めて確定申告しました。滅茶苦茶苦労したので、来年の自分用にメモ。

注意: 正確な確定申告の手順などについては、税務署や税理士にご確認ください。この記事の内容及びリンク先からいかなる損失や損害などの被害が発生したとしても、当方では責任を負いかねます。

MFクラウド確定申告はMacのeTax非対応

そもそも確定申告する方法は、大きく分けて以下があります。

で、当然印刷するのはめんどくさいのでeTaxを使おうと思ったのですが、これにハマった。まず、自分が普段使っているMFクラウド確定申告が出力するeTaxファイルには個人情報保護の観点からマイナンバーが入っていません(そもそもMFクラウドで入力できません)。そして、会計ソフトが出力した申告ファイルのマイナンバー入力に対応しているソフトは、Windows向けしかないeTaxダウンロード版のみなのです。つまり、MacユーザーはMF確定申告を使うとeTax(Web版)で申告できないのです

結局残された手段は、

  1. MFで出力したPDFファイルを印刷して税務署に持っていく or 郵送する
  2. MFで出力したPDFファイルを見ながら、確定申告書等作成コーナーで同じように再入力していく

の2つしかなく、今回は2の確定申告書等作成コーナーでポチポチ再入力しました...

eTaxにはマイナンバーカード対応ICカードリーダーが必要

eTaxにはマイナンバーカード(または住基ネットカード)が必要になります。したがって、これらの読み取りができるカードリーダーが必要になります。

Macマイナンバーに対応したカードリーダーは実質一択らしく、こちらを購入しました。

なお、ドライバのインストールも必要です。説明書に沿ってインストールします。

最新のMac/Safariは推奨外だが一応使える

確定申告書等作成コーナーやeTaxソフト(Web版)は一応Macに対応しているんですが、最新のMac & Safariだと推奨環境外の警告が出ます。が一応最後まで行けます。

申告時の自分の環境は以下でした。

Google Chrome対応してくれとか贅沢は言わないから、最新のOSとSafariくらいは対応しておくれ...

SafariJavaを有効化するのにハマる

eTaxのwebサイトは全体的にJavaプラグインを使っているので、Javaを有効にしないといけません。eTaxのサイトの手順書に従って有効化しましょう。

肝なのが「安全なモードで実行」のチェックを外すこと。ドメインごとにJavaのオン・オフを切り替える際に、Optionキーを押しながらクリックすることで安全なモードで実行の項目が出てきます。

support.apple.com

自分は確定申告書等作成コーナーで入力していって、最後のほうでマイナンバーカードを読み取るときにエラーが出てハマり、Javaの「安全なモードで実行」のチェックを外すことで解決できました。

Mac版事前準備セットアップ」は簡単

これはeTaxの手順書通り、ダウンロードして展開後、キーチェーンアクセスを起動し、「システム」に証明書3種を追加すればOKです。

公的個人認証サービス利用者クライアントソフト

これも手順書に従ってダウンロード&インストールするだけ。インストール後、ICカードリーダーを繋いでマイナンバーカードを挿入した状態で、マイナンバーカードが読み取れるかを確認しておくとよい。

総括

めっちゃ疲れた。。。「ザ・お役所のサイト」というものを久しぶりに相手にしたのでものすごい消耗しました。

今は大分eTaxの概要を理解できましたが、間違いなく来年の確定申告の頃にはすっかり忘れているでしょう。freeeは今年の1月にMacでの電子申告にも対応しており、eTax(ウェブ版)や確定申告書等作成コーナーを使うことなく申告できるそうです。これならお役所のウェブサイト開かなくてよさそう。来年の申告時までにはMFも対応してくれることを期待しています!