kobakei's blog

プログラミングの話や技術系イベントの話をゆるく書くブログです

半年ほど副業をやってみた

ここ半年ほど副業をやってみたので、そこまでの過程とやってみた感想を書いておきます。

まず仕事を見つけるの難しい

前々から副業には興味があったのでいい機会ないかなーと思ってたんですが、普通に生活してたらそんなホイホイ仕事見つからないですね。

自分の場合は、たまたま勉強会で知り合った人がCTOやってる会社がAndroidエンジニアを募集しているのを見かけて、「副業ですが手伝える仕事ありますか?」みたいな連絡をとってそこから契約につなげました。そこの会社は副業やフリーランスで働く人が多い会社で副業の受け入れには抵抗がなくすんなり話がまとまったんですが、普通の会社だと「正社員は募集してるけど副業はちょっと募集してないっすねー」的な感じになるかもしれません。

なお、コデアルなどの副業求人サイトで探そうと考えたこともありましたが、そもそも求人の母数が少なく単価が合わなかったので見送りました。

開業時と確定申告は覚えることがある

別に開業しなくても副業はできますが、税金の控除を最大限受けたかったので個人事業主登録と青色申告事業者登録をしました。

開業時や普段の仕訳には、自分は開業届はfreee、確定申告と請求書はマネーフォワードを使っています。個人事業で使うための銀行口座を新規で開き、経費の支払いはこの口座に紐づくデビットカード、売上の入金もこの口座に振り込んでもらってます。そして、この口座をマネーフォワードに連携することでほぼ自動的に仕訳が完了するようにしてます。マネーフォワードが大体いい感じに仕訳をやってくれるんですが、それでもちょいちょい勘定科目をググったりする必要はありました。

仕事とは違う技術に触れられるのがいい

副業先ではAndroidチームに入ってアドバイザー兼リードエンジニアっぽい感じで関わってました。主にやったことを挙げると、

  • クラッシュ対策(特にAndroidのライフサイクル周りで発生していたクラッシュの修正)
  • Fat Activityになっていたアプリのアーキテクチャの再設計
  • モダンな技術やライブラリの導入(Kotlin、Architecture Components, Data Binding、RxJavaなど)
  • UIリニューアルプロジェクトのヘルプ

などなど、アドバイスだけでなく割と手を動かしながらサポートしてました。それ以外にも、副業先のAndroidチームのメンバーが開発してて詰まったところを、Slackで質問したり相談してもらったりしました。

副業期間の途中で、本業の方でiOSエンジニアにコンバートしたこともあって、いい感じにAndroidの腕がなまらないような形になったのは良かったです。Architecture Componentsについては本業の方では採用していなかったので使ってみるいい機会にもなりましたが、時給で働いているとできるだけ単位時間あたりのバリューを最大化したくなり、すでに獲得している技術や知識をいかに効率的にアウトプットにつなげるかというマインドになりがちでした。

リモートワークの難しさ

はじめてフルリモートで働いてみたんですが、自分は正直関わり方が難しいなーと感じました。

というのも、どうしてもSlackでの会話への返信が夜中になってしまったり、本業が忙しいとまとまった作業時間が取りにくい週があったりするので、副業先の他のメンバーの仕事のブロッカーにならないように気を使うことはありました。 新機能のリリースのような納期が求められる開発よりも、「この辺負債になってるから何とかしたいけどみんな忙しいし誰か経験ある人が手伝ってくれないかなー」的なタスクの方が副業の働き方には適していると感じました。

また、新機能の開発やUIのリニューアル作業では他のチームのメンバー(サーバーチームやデザイナー)とも密にコミュニケーションが出来たほうが進めやすいだろうなと思うことも多く、 今後副業するときはどんなタスクだとお互いにやりやすいかを事前に擦り合わせたほうが良い気がします。

今後について

ここしばらくは土日の片方に副業する感じの生活を送ってたのですが、ちょっとゆっくり休みたくなったので、とりあえず今月・来月くらいは新規の仕事は受けずにのんびりしようと思ってます。

その後については今の所決まっている仕事はないので、もし仕事を頼みたい方がいらっしゃるならTwitter @kobakei122 までDMなどでご一報ください。AndroidまたはiOSアプリ開発のお仕事お待ちしてます。