kobakei's blog

プログラミングの話や技術系イベントの話をゆるく書くブログです

#DroidKaigi 2019で「今日から始める依存性の注入」という発表をしました

DroidKaigi 2019

今年もやってきました。

参加は4回目、登壇は2年連続2回目になります。

ちなみに去年の登壇レポートはこちらです。

kobakei.hatenadiary.jp

DIについて発表した

speakerdeck.com

今年は、DIについて基礎から丁寧に説明するセッションをしました。雰囲気でDaggerを使っている人をターゲットにしています。

なぜこのテーマにしたか

実は今回のDroidKaigiのセッション公募タイミングが自分が転職する直前で、当時いた会社での開発をネタに応募することもできず、かと言って次の会社のこともよくわからないので、できるだけ一般的なテーマで応募することにしました。いくつかネタの候補はあったんですが、自分が発表するときの自分ルールとして、

  • 同じ悩みを抱えている人がそこそこいる
  • 実践的な内容にする
    • これを聞いた人が明日からの開発に役立てることが出来る

というのがあり、自分が過去困ったことがあるDIの理解とDaggerの導入についてのセッションを応募し採択されました。自分がDaggerを初めて触ったときは、会社にAndroidエンジニアが自分ひとりしかいないときで、DIの理解がいい加減な状態でいきなりDaggerに特攻して撃沈した記憶があり、そうした地雷を(特に若手エンジニアが)踏まないようにという動機で発表しました。

自分はDaggerに消耗してた勢なので、「もうDaggerやめてKoinにしようぜ」的な話をしようかとも思ってたんですが、準備のためにそれぞれのDIコンテナの良いところ・悪いところを比較していくと、Dagger難しいという問題はありつつも「案外Daggerも悪くないんじゃない?」ってなったので、結局はチームやプロジェクトに応じて選択するのがよいと思います。この発表ではそれぞれの良いところ・悪いところをフラットに紹介したつもりですので、是非参考にしてみてください。

ちなみに、Daggerを完全に理解してもらえる発表をするには、30分枠は短すぎました。今日紹介できなかったDaggerのマニアックな機能を50分枠で紹介するセッションとか需要ある気がするんですが、誰かやってくれませんか?

Twitterでの感想

「DI完全に理解した」という声が一杯あって、好評のようでよかったです。

See you at DroidKaigi 2020!

最近はマネジメントが自分の時間のほぼ100%を占めていて、正直Android開発のトレンドに追従できてないです。もし何か他の開発者の役に立つネタがあればまた登壇したいですが、来年は普通に聴講側で参加するような気もしてます。それでも、年に一度のAndroid開発者のお祭りなので、是非スケジュールを空けて参加したいですね。

それでは、また来年のDroidKaigiでお会いしましょう!